【ニューヨーク最新不動産マーケット情報】2018年第4四半期その2

2019/1/19 タグ: / /

2018年第4四半期のニューヨーク不動産マーケットリポートが発表されました。
マーケット全体では、新開発物件の特に3ベッドルーム以上の大きい物件が、販売価格の平均値を27%押し上げました。特に新開発物件の520 Park Avenue (73.8億ドル)と220 Central Park South( 50億ドル以上の物件)が大きく数字に影響しています。半面スタジオは、およそ4パーセント下落しました。物件は市場にでてから契約に至るまで、平均121日間要し(昨年同時期と比較して27%長くなる)売主の販売価格は希望価格より97.5%→96.7%と若干下落。

マンハッタンのコンドミニアムの中古物件のみに焦点を当ててみましょう。
下記はスクエアフィート(SF) あたりの平均値です。
(1スクエアフィート=0.0929平米)

※ 新開発物件のスクエアフィート当たりの2018年平均販売価格は$2,204(2017年$1,938)

■ エリア別・スクエアフィート当たりのコンドミニアム平均販売価格

アッパーマンハッタン:1ベットルーム以外は全て下落
アッパーイーストサイド:3ベットルーム以上アパートのみ販売件数&価格ともに上昇
アッパーウエストサイド:スタジオのみ販売件数&価格ともに上昇。全体的には3%下落
ミッドタウン:3ベットルーム以上のアパートは若干上昇
ダウンタウン:3ベットルーム以上のアパートの販売価格は大きく上昇
ダウンタウン南:3ベットルーム以下の小さいアパートはすべて下落

全体でみると、ミッドタウンとダウンタウンで若干上昇していますが、他のエリアは昨年同時期と比較すると下落しています。現在ニューヨーク不動産市場は、買い手にとって少し有利になりそうなマーケットとなっています。