ニューヨーク不動産ライセンスの取得方法

2018/12/14 タグ: / / /

ニューヨークで不動産業に興味のある方は多いと思います。

不動産ライセンスは2種類あり、州ごとにライセンスを取得する必要があります。例えばカリフォルニア州の不動産ライセンスは、ニューヨーク州で利用できないので、新たに取得する必要があります。

①  セールスパーソン (real estate sales person)
スポンサーであるブローカーの下でのみ不動産業ができます。

②  ブローカ― (real estate broker)
不動産業を運営することができます。

■ NYで不動産セールスパーソンになるには?

ステップ1

不動産専門学校やコミュニティーカレッジの不動産コースで必須75時間の講習を受ける

ステップ 2

学校の試験に合格

ステップ 3

NY州の試験に合格
試験は、こちらのサイトからアカウントを作成して申し込みます。→NYS Division lf Licensing Service

マンハッタンのの試験会場
123 William Street, 2nd Floor
New York, NY 10038

試験当日持物
有効期限内の英文写真付き身分証明書
計算機
筆記道具

試験時間は90分。出題は多肢選択式で75問で、70%以上正解で合格です。試験結果はアカウントにログインすると表示されます。合格した場合、2年間有効です。

ステップ 4

ブローカー(不動産会社)にスポンサーになってもらい、ライセンスを申請

資格:18 歳以上であること。
75時間受講料:$275~$500位
受験料:$15
ライセンス登録料:$55

授業・試験の内容そのものは簡単ですが、専門用語を含めすべて英語なので、当然のことながら単語力が必要となります。あまり英語が得意でない方も、がり勉して受かった方も多いです。全選択問題であり、何度でも受けられるので、宅建に比べると随分簡単に取得できます。

しかし。。。ニューヨークのセールスパーソンは、一般的にフルコミッション制で経費も自腹です。また大変競争の激しい世界で、日々世界中から集まった海千山千の強者とやり取りをするのも簡単な事ではありません。セールスパーソンになるのは簡単ですが、成功するには相当な覚悟とガッツが必要です。

詳細は下記サイトよりご確認いただけます。
セールスパーソン・ライセンス サイト

■ NYで不動産ブローカーになるには?

資格だけでなく経験と実績も必要となります。

ステップ 1

最低2年間セールスパーソンとして不動産業につき、一定以上の賃貸売買を行い、スポンサーであるブローカーから証明書を発行してもらう
※一定以上の売買→3500ポイント以上必要(例:賃貸1件25ポイント、売買1件250ポイントとしてカウントされます。)

ステップ 2

不動産学校で必須45時間の講習を受ける

ステップ 3

学校の試験に合格

ステップ 4

NY州の試験に合格

ステップ 5

ライセンス申請

試験そのものの難易度は高くないのですが、経験と実績を積まなければいけないので、ブローカーへの道は簡単ではありません。

資格:20 歳以上であること。
受験料:$15
ライセンス登録料:$155

詳細は下記サイトよりご確認いただけます。

ブローカーライセンス サイト

※ セールスパーソン、ブローカー共に2年ごとに更新があり、22.5時間の講習受講が義務付けられており、更新手数料(セールスパーソン$55、ブローカー$155)が発生します。

■ 不動産学校情報

コミュニティーカレッジを含め多くの不動産専門学校やオンラインコースがありますが、私が(2年ごとの講習も含め)通っているのはNYREIです。
不動産専門学校サイト

他、Groupon でを検索すると、よく不動産ラインセンスコースのディスカウントがあるのでチェックしてみてください。
Grouponサイト