【2020年第3四半期・契約件数下落継続・販売価格上昇】ニューヨーク不動産売買市場

2020/11/10 タグ: / / /

2020年第3四半期のニューヨーク不動産マーケットリポートが発表されました。
第3四半期は、コロナによるロックダウン解除1週間後から開始しましたが、解除直後は事前のCOVIDフォームの提出、人数制限、消毒等が義務付けられており、内覧アポ取りは煩雑でした。

コンドミニアム&コープを合わせ全体で見ると、昨年同四半期比、契約件数はマイナス46.3%の1,375件となりました。第二四半期は前年比マイナス54.1%でしたので、過去数十年で2番目に契約件数が大幅に下落した四半期となりました。

コンドミニアムの中古物件の販売件数は、前年比、過去10年間で2番目に多く減少した。しかしながらSFあたりの平均販売価格は過去30年間で最も高くなりました。

新開発物件の契約件数は5四半期ぶりに増加しました。SFあたりの平均販売価格も第2四半期に継続して上昇。ただしマーケットの滞在期間は過去8年間で最も長い結果となりました。

高級物件の市場シェアは中古と新築がおよそ半分ずつ占めており、販売中央値は上昇中です。

ニューヨーク不動産市場・2020年3四半期まとめ

第3四半期は全体的に販売価格は上昇しましたが、契約件数は例年のおよそ半分に減少。COVIDの有効なワクチンが完成するまでの2020年第4四半期、そして、2021年第1四半期が値段交渉の余地がまだあり、購入の良いチャンスとなります。
物件購入の流れ

参照:Douglas Elliman Report