【保存版】ニューヨーク公立校選び・検索方法

2021/8/13 タグ: / / / / /

お子さんを連れてニューヨークに引っ越すご家族の悩みはやはり家探しと学校探し。
どちらから始めたらいいのか?
何から始めたらいいのか?
と戸惑う方も多いと思います。

今回は学校検索方法をご紹介します。

ニューヨーク公立校検索方法

まず、ニューヨーク市内には32の学区(District)があり、その学区の中で通学区域(Zone)が細かく分かれています。
指定校(Zoned school)は「ゾーン内に住んでいるお子さんしか通えません」または「ゾーン内に住んでいるお子さん優先です」という公立校です。「クラスに空きがあればゾーン外のお子さんも受け入れます」という学校もありますが、人口の多いニューヨーク、これは運試しと言えるでしょう。

1:住まいが決まっている方

住まいが決まっている方はニューヨーク教育局のサイトより、お住いの地区に指定されている学校を検索することができます。

https://schoolsearch.schools.nyc/

School Name or Addressの欄にご住所入力→Gradeで学年選択→Boroughで行政区選択(マンハッタン等)→Searchをクリックすると、エリア内の学校が表示されます。
画面右上の「Select language」から日本語を選ぶことができます。

以下、試しにアッパーイーストサイドのアパートの住所とGrade2(小学生)を入力しました。

赤い●が入力した住所、青がこのゾーンの指定校(Zoned school)。黄色は周辺の学校でこれらの学校は(Unzoned) (District Wide) (Citywide)などと表示され、ゾーン外でも学区内またはニューヨーク市内に住んでいるお子さんが通える学校です。

左側に学校名が出ます。クリックするとニューヨーク教育局のサイトが開き、その学校の詳細が表示されます。
「School Quality」をクリックして学校の評判、先生や生徒の人種割合などもチェックしましょう。

2:これから住む場所を探す方

お子さんに良い教育を与えるため、賃貸契約が切れるタイミングで良い学校区や、好みの学校のゾーン内に引っ越すニューヨーカーはたくさんいます。学校に合わせて住む場所を決めたい、という方はこちらの方法をお試しください。

https://schoolzones.us/nyc/
NYC School Zones

ニューヨーク市内のゾーンが表示されます。なんとなく興味のある地域がある場合、その場所をクリックします。左上にそのゾーンの指定校名が出ます。学校名をコピーし、ウェブサイトを調べてみましょう。気に入った学校があれば、そのゾーン内にて住まいを探します。

ゾーン指定されているZoned校

ゾーン内に住んでいるお子さんは無条件で入学許可されます。また、狭く設定されたゾーン内の子供が通うため、住んでいる地域の特色がそのまま学校に反映されます。安全で裕福な層が集まる地域は、学校も同じ雰囲気になります。小学生、中学生のお子さんの中途転入も、ゾーン校に問い合わせ、空きがあればすぐに入学できます。
ただし、定員オーバーの場合は、入学待ちリストに追加され、ニューヨーク教育局より近隣の学校に振り分けられます。

ゾーン指定されていない学校

住所に関係なく、お子さんに合った学校を選ぶことができます。多人種が通う学校、英語補助プログラムが充実している学校など選択肢が広がります。すでに住まいが決まっていて、居住区の指定校以外の学校をお考えの方は、Unzonedの学校を調べてみましょう。
ただし、いろんな場所から入学できるので、申し込み者が多く、人気校は特に倍率が高くなります。中途転入の申し込みもできますが、学校よっては受け付けない場合もあるので、学校への問い合わせが必要です。

公立校申し込み方法

3-K・Pre-K

ニューヨーク教育局のサイトより。
https://www.myschools.nyc/en/

このMySchoolsというページでご自身のページを作成します。
お子さんに合う学校探し、学区の検索もできます。ウェイティングの登録もこちらです。

小学校・中学校

学校のウェブサイトに申し込み方法、連絡先が記載されているので確認しましょう。ゾーン校の場合はほとんどがまず学校のオンラインから申し込み、お子さんを連れて入学申請に行きます。学校見学の予約先や、質問等の連絡先も記載されています。学校のウェブサイト内「Admissions」は必ず確認しましょう。

高校

https://www.myschools.nyc/en/

MySchoolsページを作成し、興味のある学校リストを作成しましょう。
ニューヨーク教育局のファミリーウェルカムセンターに連絡し、学校リストを元に学校選びの相談をしましょう。

https://www.schools.nyc.gov/enrollment/enrollment-help/family-welcome-centers

ニューヨーク教育局のウェブサイトは言語を選択できます。

外国での学校探しは不安や疑問でいっぱいだと思います。
どの学年であっても、教育局のファミリーウェルカムセンターに質問、相談しましょう。
以下のページよりリクエスト用紙を送信します。
(現時点ではサポートスタッフは在宅勤務ですので、返信に時間がかっているようです。)

https://www.schools.nyc.gov/enrollment/enrollment-help/family-welcome-centers

学校の申し込みにはお子さんの出生証明書、予防接種の記録、学校の成績表などの提出を求める学校もあるので、あらかじめ日本にて英文のものを用意しておくと準備にスムーズです。

 

公立校登録チェックリスト

下記が必要書類のチェックリストです。
スクール登録の際には、以下のものを必ずお持ちください。

・お子さんの年齢を証明するもの(出生証明書、パスポート、または洗礼の記録)
・お子さんの予防接種記録(ある場合)。
・お子様の最新のレポートカード/成績表(ある場合)

住所を証明する以下の書類のうち2つ。

・賃貸借契約書、証書、抵当権設定書
・電力会社が発行した、居住者名義の住宅用光熱費請求書(ガスまたは電気)で、日付が過去60日以内のもの
・居住者に提供されているケーブルテレビの請求書(親の名前と居住者の住所が記載されており、日付が過去60日以内のもの
・連邦政府、州政府、地方自治体(IRS、市営住宅局、連邦政府難民救済局、人事局、児童サービス局(ACS)、ACSの下請け会社など)が発行した、居住者の名前と住所が記載された書類または手紙(日付は過去60日以内のもの)
・居住者の現在の固定資産税の請求書
・90日以内に発行された水道代の請求書
・住所が記載された家賃の領収書(60日以内に発行されたもの)
・州、市、またはその他の政府発行の身分証明書(IDNYCカードを含む)で、有効期限が切れておらず、住所が記載されているもの
・政府発行の身分証明書(IDNYCカードを含む)で、有効期限が切れておらず、居住地の住所が記載されているもの
・直近1年分の所得税申告書
・ニューヨーク州の運転免許証(有効期限が切れていないもの)
・過去60日以内に発行された雇用主からの正式な給与証明書(自宅住所が記載された給与明細書、源泉徴収のために提出された書類、給与明細書(注:雇用主のレターヘッドを使用した手紙では不十分)自宅住所が記載されており、過去60日以内の日付である必要があります
・親の名前と居住地の住所が記載された有権者登録書類;居住地に基づいた期限切れの会員証(近所の住民の会など)
・親の名前と居住地の住所が記載されている、居住地に基づく有効期限内の会員証(自治会など)
・子供を監護していることを証明する書類(裁判上の監護命令や後見人の書類など):過去60日以内に発行されたもので、学生の名前と居住地の住所が記載されている必要があります

仮設住宅にいる学生への注意事項
McKinney-Ventoで定義されている仮設住宅に住む生徒は、入学のための書類(住所、生年月日の証明、予防接種を含む)を提出する必要はありません。学校は学生を仮登録した後、仮住まいの学生のDOE担当者と協力して書類を入手する必要があります。

※2021年8月のチェックリストです。変更する可能性もございますので、最新版をご確認下さい。