【家探しの成功のカギ】ニューヨークの小学校選びの秘密 – 公立vs私立!子育て世代のための不動産ガイド​​

2025/1/8 タグ: / / / / / / / / / / / / / / / / / / / / / / / / /

ニューヨークでの子供の教育、日本と全く違ってドキドキですよね!今日は、知られざるニューヨークの学校事情についてお知らせします。

学校の良さは不動産の価値にも影響します。​​子育て世代だけでなく、投資家の皆様も必読です。

 

学区選びで手に入れる3つのメリット

【安全性】

 ・優良学区は犯罪率が低い。

 ・街灯が整備され、歩道も綺麗に整備されているところで安心して子育て

 ・子供の安全は何よりも大切!


(参考:Crime Map! NYC Open Data こちらのリンクから安全MAPをご覧になれます。https://data.cityofnewyork.us/Public-Safety/Crime-Map-/5jvd-shfj​​)

 

【不動産価値との意外な関係】

 ・優れた学区の物件は、平均して20-30%高い価格で取引されます​​。

 ・良質な公立学校のある地域は、長期的な資産価値の安定性が高い。

 ・子供がいなくても、将来の投資を考えると学区選びは重要!


【コミュニティ施設】

 ・公園や運動場が充実しているところが多い。

 ・地域の教育環境や子供向けプログラムが整っている。

 ・心身ともに子供の成長をトータルでサポートできる環境

 

要注意!学区選びのデメリット

🚨 気をつけるポイント:
  • 高額な固定資産税
  • 物件価格の高騰
  • 競争率の高さ

高額な固定資産税や物件価格の高騰、激しい競争など、デメリットも存在します。徹底的なリサーチと専門家のアドバイスで乗り越えて!

学校評価サイトや地方自治体の報告書、そしてコミュニティの生の声などの情報源を丁寧に調べ上げることで、最適な学区と家を見つけることができます。データや数字だけでなく、その地域の雰囲気や将来性も重要な選択基準となります。

通常の学区のスクールに加え、ニューヨークにはチャータースクール、マグネットスクール、ギフテッド&タレンテッドスクールといったオプションも。


公立学校のゾーニングシステム

お住まいのすぐ隣の学校に通えるとは限りません。ゾーニングシステムという、いわば学区の「縄張り」のようなものがあるのです。つまり、学校のすぐ隣に住んでいても、別の学校に通わなければならないことも……事前に正確なゾーニング情報を確認することが鍵!

ニューヨーク市には32の学区があり、何百もの学校ゾーンが存在します。

学区の境界線は流動的で、「リゾーニング」と呼ばれる再編成が行われることもあります。

このとき、すでにその学校に通っている子供たちは継続して通学できますが、新規の転入者は別の学校に通うことになる可能性も!(物件購入や賃貸の際には要注意!)

不動産購入や賃貸を考える際には、対象の学校に直接連絡して、その住所が学区内に含まれるか必ずご確認くださいね!

 


(参考:Property Shark こちらのリンクから学区が確認できます。 https://www.propertyshark.com/mason/ny/New-York-City/Maps?tab=themes&y=0.365&zoom=1&ll=40.7758929552068%2C-73.8945540226032&overlay=schattovelem&x=0.6116666666666667&star=1&

 

ニューヨークで最も人気の高い小学校エリアは、マンハッタンのアッパーイーストサイド、アッパーウエストサイド、ビレッジ、ミッドタウンイースト、そしてトライベッカに集中。
これらの地域の学校は高い評価を受けていますが、非常に高額な地域でもあります……
近年注目を集めているのは、ブルックリンのDistrict 13。

(参考:Property Shark https://www.propertyshark.com/mason/ny/New-York-City/Maps?tab=themes&y=0.365&zoom=1&ll=40.7758929552068%2C-73.8945540226032&overlay=schattovelem&x=0.6116666666666667&star=1&

 

クリントンヒル、フォートグリーン、ダウンタウンブルックリンを含むこの地域の学校は、近年めざましく飛躍中。特にウィリアムズバーグは、PS 414も人気の注目エリア。

他にも優秀な学区を探すなら、マンハッタンのDistrict 2やイーストクイーンズのDistrict 26、そしてブルックリンのDistrict 15も要チェック。

(参考:Property Shark https://www.propertyshark.com/mason/ny/New-York-City/Maps?tab=themes&y=0.365&zoom=1&ll=40.7758929552068%2C-73.8945540226032&overlay=schattovelem&x=0.6116666666666667&star=1&)

学区の壁を越える!学区外入学の可能性

ニューヨークでは学区外の学校に出願することも可能。

有名な学校、例えばアッパーイーストサイドのPS 6やアッパーウエストサイドのPS 87でさえ、学区外からの入学チャンスがあります。

ロウアーイーストサイドのDistrict 1、ブロンクスのDistrict 7、ブルックリンのDistrict 23が「チョイス・スクール」と呼ばれる特別な学区。これらの学区には、伝統的な学区の概念がそもそも存在しないのです。


(参考:Property Shark https://www.propertyshark.com/mason/ny/New-York-City/Maps?tab=themes&y=0.365&zoom=1&ll=40.7758929552068%2C-73.8945540226032&overlay=schattovelem&x=0.6116666666666667&star=1&)

 

☆「チョイススクール」とは?

チョイススクールは、通常の地域指定校とは異なり、生徒や保護者が特定の学校を選択できる公立学校

<特徴は?>

・特定の教育プログラムや教育哲学に焦点を当てている

・入学には通常、試験や抽選プロセスがある

・学力、才能、特定の興味に基づいて生徒を選抜

<主なチョイススクールのタイプ>

・スペシャライズドスクール:特に数学、科学、芸術などに特化した学校

・マグネットスクール:モンテッソーリやSTEMなど、特定のテーマや教育アプローチを持つ学校

・アカデミックハイアチーブメントスクール:高い学力水準を目指す学校

<入学プロセス>

・多くのチョイススクールは、入学試験を実施

・一部の学校は抽選方式を採用

・入学基準には、成績、出席記録、推薦状などが含まれることがある

<注意点>

・入学は競争が激しい

・学校によって異なる選考基準がある

 

ギフト&タレンテッドプログラム

ニューヨーク市には特徴的な教育プログラムがあります。それが、ギフテッド&タレンテッド(G&T)プログラム

以前は厳しい標準テストで選考されていましたが、今は教師の推薦と親子面接、そして抽選によって参加者を決めます。

G&Tプログラムの目的は、単に優秀な子供を選ぶことではありません。子供たちの知的好奇心を刺激し、個性豊かな才能を伸ばすことに特化したこのプログラムでは、通常の授業よりも深い思考と分析力を育む、特別な教育環境を提供します。

対象は主に4歳から小学校低学年。マンハッタン、ブルックリン、クイーンズ、ブロンクスなど、ニューヨーク市の各地域で展開されています。ただし、全ての学校で提供されているわけではなく、入学は抽選制のため、参加は保証されません。​​



【ちょっとした裏技】学校を変えずに引っ越す

もし、良い学区の地域に一時的に住み、その後、より手頃な地域に引っ越したとしても、お子様は元の学校に通い続けることができます。
ただし、ここで注意!学区が変わると、そのお子様の弟や妹は、元の学区の優先入学権を失うことになります。
そして、教育局は、申請時の居住地情報を厳密にチェックします。虚偽の申請は絶対にNG!

プレK・幼稚園入学のコツ

小学校に入るために、幼稚園にあたるプレスクールを検討する読者の方も多いのでは?
ニューヨーク市のプレK-4(4才クラス)はなんと無償!地区によっては、プレK-3も無料なエリアも。

(参考:https://www.schools.nyc.gov/enrollment/enroll-grade-by-grade/pre-k)

 ・すべての4歳児には、無償の幼児教育プログラムが保証されていますが、全ての公立学校が参加しているわけではないので注意!

 ・スクールへの申し込みは、学区外からもできるものの、まずは学区内在住者が優先されます。

 ・5歳未満へのスクールバスの提供はありません。

 ・同じ学区であってもプレK→キンダーへの入学は別プロセス。自動的には入学できないので、注意!

 

それぞれの学校では通常、秋と春に学校見学ツアーを開催。学校ツアーは絶対に参加しましょう。学校の雰囲気や特徴を直接体感できる、またとない機会です!​​

 

ニューヨークの私立学校、知っておくべきポイント

ニューヨークの学校は公立だけではありません。今回は、NYC私立学校の入学プロセスや費用についても、お伝えします。

なぜ私立学校を選ぶの?

保護者が私立学校を選ぶ理由は様々:

  • 宗教的な教育
  • 充実した施設
  • 少人数制のクラス
  • 全生徒が受けられる音楽レッスンなど、特別な課外活動など…

 

入学プロセスってどうなっているの?

【入学準備のタイムライン】

私立学校の入学準備は早めが肝心。お子さんがキンダーに入学する年の前年の春から、学校選びを始めましょう。

具体的なスケジュールはこちら:

  • 9月:オンライン出願開始
  • 2月:合格通知
  • 1週間以内:入学の可否を決定

【入学選考の特徴】

各学校で独自の選考プロセスがあり、最近はパンデミックの影響で、以下のような変更も:

  1. 学校見学(グループまたは個別)
  2. 保護者との面接
  3. プレイデートやプレイビジットと呼ばれるお子さんのクラスでの行動観察

【入学に有利になる要素】

  • レガシー(卒業生の子供)
  • 在校生の兄弟
  • コネクション(縁故)

【費用について】

ニューヨークの私立学校の学費は日本と比べて、高額!平均学費はなんと年間55,000〜65,000ドル。比較的伝統の浅い新しい学校だと、約40,000ドル程度の所も。上級学年になると、さらに数千ドル高くなることもあります。

【ファイナンシャルエイド】

ほとんどの私立学校では、ファイナンシャルエイドも利用可能。恥ずかしがらずに、学校に直接相談してみましょう。

 

私立学校の近くは不動産も魅力!?

私立学校に通わせるなら、住む場所は関係ないなんて思っていませんか?今回は、名門私立学校周辺に住むことや不動産投資することの魅力についても、詳しくご紹介!

マンハッタンには、ダルトンスクールスペンススクールコレジエートスクールなど、世界に誇る名門私立学校が多数存在します。

 

 

名門私立学校がある地域は、教育の場だけでなく、たくさんの魅力があるんです!
例えば、アッパーイーストサイドは、高級レストラン、洗練されたブティック、メトロポリタン美術館などの有名な文化施設が立ち並んでいます。

 

【不動産価値の上昇】

名門私立学校周辺の不動産は、長期的に見て非常に魅力的な投資先となります。

特に、トリニティスクールホレス・マンスクールの近くの物件は高い需要で、エリアの割にプレミアム価格で取引される可能性が高く、将来の資産価値向上が期待できます。

 

【レンタル収入の可能性】

レンタル市場に興味のある方にも朗報!名門私立学校の近くの物件は、非常に高い賃貸需要があります。

 ・学校への徒歩圏内の物件は、同じエリアの中でも家賃が高く設定可能。

 ・一定の需要があるので、借り手が途切れにくく、安定した投資収益が見込める。

 ・通常賃貸価格が安めなエリアでも、リバーデール・カントリースクールのような学校周辺は特に人気

 

 

ニューヨークの学校選びは、お子様の未来への投資であり、家族の夢を描く大切な一歩。
公立学校と私立学校、それぞれに魅力と可能性があります。大切なのは、お子様の個性と家族のニーズに最も合った選択をすることです。

不動産探しと学校選びは、まるでパズルのピースを慎重に組み合わせるようなもの。一つ一つのピースが、お子様の成長と家族の幸せにつながっていきます。不安に感じることもあるでしょうが、情報を集め、じっくりと検討すれば、必ず最良の道が見つかります。

ニューヨークは可能性の街。
あなたの明日が、今日の選択から始まります。一緒に、最高の未来への第一歩を踏み出しましょう!