近年開発が進んでいるハーレム。マンハッタンの他のエリアより早いペースで成長している新興市場で、マンハッタンのCoopとコンドミニアムの売り上げの7.7%を占めています。しかしながら、過去10年間で物件価格が急上昇したローワーマンハッタンと比較すると、ハーレムの成長は堅調に推移しています。特にイーストハーレムは、マンハッタンで交通に便利で急行が止まる駅では、最も放置されたエリアと言えるでしょう。
現在、イースト・ハーレムがOpportunity Zone(機会に恵まれたゾーン)と呼ばれ、大変注目を浴びています。
特に125丁目&レキシントンアベニュー付近が、一番ホットなエリアとなります。
Opportunity Zoneと呼ばれている訳は。。。
- メトロノース(Metro North Train Station 125th street)が、ニューヨーク市から投資を受け、高人口密度&高層ビルが建設できるようエリアが再分割(Rezoning)される。
- 2017年トランプ大統領の貧しいコミュニティーへの投資を促すことを目的とした内容を含む新税法では、投資家は、指定ゾーン内のプロジェクトを10年以上所有した場合、税金の据え置きだけでなく将来のキャピタルゲインが免税される。この新税法が発行されてから1年未満だが、既に多くの投資家の誘致に成功している。
- ハーレムとランダル島を結ぶロバート・ケネディ橋とハーレムと南ブロンクスを結ぶウィリス・アベニュー橋付近の、125丁目から127丁目にかけて、170万平方フィートの小売店及び商業の複合施設と、30,000平方フィートの巨大ハーレムメディアエンターテイメント&カルチャーセンターが建設中です。
今後、イースト・ハーレムは、益々開発が進み、物件価格がマンハッタンの他のエリアよりも高騰する可能性が高いと言えます。又、長い目で見ると家賃の高騰が現在の住人を立ち退かせ、新たな住人が定住する可能性が高いと言えるでしょう。
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