2020年第2四半期のニューヨーク不動産マーケットリポートが発表されました。
コンドミニアム&コープを合わせ全体で見ると、販売中央値は前年比マイナス17.7%と、過去10年間で最も下落率が高くなりました。
しかし2019年第2四半期は、比較的高額な新築物件の販売件数が市場シェアの18.7%(今四半期は10.2%)と多く、販売中央値が$1,215,000と押し上げられた為、前年同四半期で比較すると下落率が高くなっています。
コープは前年比10%以上下落しましたが、コンドミニアムのみで見ると下落率は低めに抑えられています。
高級物件は、2019年第1四半期より販売中央値が下落継続しています。
参照:Douglas Elliman Report
ニューヨーク不動産市場・2020年2四半期まとめ
ロックダウンによって不動産営業活動が禁じられたことから、過去30年間で最も契約件数が下落した四半期となりました。
ニューヨークで不動産営業活動が再開してからまだ2週間ほどしか経過しておらず、現時点ではまだ値段交渉の可能性が高いと動き出したバイヤーも多い。コロナウィルスの第2波がこなければ、ロックダウン中に閉じ込めれていた購入の需要が、夏の間に一気に高まりそうです。