アメリカは州によって教育システムが異なります。
ニューヨークでは、2才未満の子供を預かる保育施設（チャイルドケアセンター・Childcare Center）、その後、4才～無料で通学できる公立プリキンダー・プログラム（Universal Pre-K Program ＝UPK) があります。
学校の種類：
目次
公立校
ディストリクトとゾーンの違い（District vs. Zone）
ニューヨーク教育局（NYDOE）管轄。入学できる学校は学区によって決まります。学区にはDistrictとZoneがあります。違いはDistrictが広範囲、Zoneはもっと狭い範囲となります。（図参照）
例えば、マンハッタンではディストリクト２が大変広範囲ですので、学校選択の幅が広がります。ただし、「Zoned」と指定している学校は、歩いて通学できるほどの狭い範囲が学区となります。
人気校はほぼゾーン指定されています。
ゾーン指定により「ゾーン内のお子さんは入学が保証されています」と表示されていますが、定員オーバーのため入学できないこともあります。その場合は、ディストリクト内の他の学校に通います。
ゾーン外でも、ディストリクト内であれば入学できますので、第一希望だけでなく、第二希望、第三希望の学校にも申し込みをしておきましょう。
人口の多いニューヨーク、学校に空きがなく待つこともしばしば。ウェイティングリストに登録し、順番街の番号が発行されます。
ディストリクト外の場合、たとえ学校が目の前にあってもほとんどの場合、入学はできませんのでご注意ください。
＊学校によっては「ニューヨーク５ボロー（ニューヨーク市内）誰でも入学可」という場合もあります。
きになる学校を見つけたら、その学校のウェブサイトをみることをお勧めします。
学校検索はこちらからできます。（私立校は除く）
https://schoolsearch.schools.nyc/
公立校申し込み方法
どの学校を選ぶ場合も教育局NYDOEから申し込みします。
https://www.schools.nyc.gov/enrollment/enroll-grade-by-grade/pre-k
ニューヨークの正確な学校情報はこの公式サイトから調べましょう。
大雪が降るニューヨーク、天候による急な休校もNYDOEが決定、発表します。
入学申し込み方法は２通り。３-Kから高校まで、すべての申し込み、また順番待ち登録もできます。
１：オンラインでの申し込み
https://www.schools.nyc.gov/enrollment/enroll-grade-by-grade/pre-k
このMySchoolsというページでご自身のページを作成します。
お子さんに合う学校探し、学区の検索もできます。ウェイティングの登録もこちらです。
ページ作成方法はこちらの案内ビデオをご覧ください。
https://vimeo.com/488709712
２：電話での申し込み
電話番号 718-935-2009
２００以上の言語に対応しており、日本語の担当者に直接質問・相談ができます。
ただし、曜日、時間帯によっては日本語対応者が不在の場合もあります。その際は後ほど掛け直してください。
オンラインページは日本語対応でないため不便ですが、電話は繋がりにくいので、オンラインでご自分のペースで調べ、申し込みをするのが確実です。
Pre K Centers
NYDOE管轄のため公立と同様に無料。教育局の職員によって運営されているPre K専用の教室。センター用に教室を準備したり、既存の公立校の一室を借りている場合も多い。
このセンターの先生は必ず、早期教育の資格を所持しなければならない。
New York City Early Education Centers （NYCEEC）
この早期教育センターは地域や保護者運営の独立したコミュニティー組織です。
ニューヨーク教育局の支援により、公立校と同様の質の高い教育を提供しています。こちらも無料です。
低所得者のための補助金等で運営されている場合もあり、申し込みの際に所得制限や両親が共働きであること、と言った条件があることがあります。
直接園に問い合わせが必要です。
チャータースクール
公立同様に無料。
ただし、教育局の管轄ではないので、学校独自の理念、教育を行います。アートや音楽に特化していたり、非常に教育熱心など、高い学費をかけずに私立校のような特殊教育を受けられるということで人気があり、倍率も高くなります。
学校によりカリキュラムや申し込み方法が設定されているので、直接問い合わせが必要です。
私立校
こちらの形態は日本と同様です。学費の高さが難点です。
※マンハッタン・Pre-K人気校一覧表(無料）ご希望の方はお気軽にお問合せ下さい。